腱板損傷!
腱板って何?
腱板とは肩の筋肉で棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋の総称であり、いわゆるインナーマッスルです!
これらの肩を動かすうえで大事な筋肉が損傷してしまうことを腱板損傷、断裂してしまうと腱板断裂といいます。
残念ながら断裂してしまうと修復されることはありません。
では断裂してしまった方はみな手術になるのでしょうか?
そんなことはありません!
実際に60歳以降の方を対象にMRI検査などを実施すると1/3くらいの方は断裂もしくは損傷しているといわれています。
ただその中で症状がある方もいれば無症状の方もいます。
つまり損傷や断裂をしていても痛みなく生活できている方が多いち追うことになります。
ただ、外傷性といってけがをしてしまって断裂してしまうケースと年齢を重ねた結果変性して断裂してしまうケースがあります。
これらのケースによっても症状や予後は変わってきます。
ただ冒頭で述べたように筋肉は4つあるので、一つが損傷や断裂をしても周りの筋肉によりカバーできることも多いです。
つまり損傷程度や断裂の程度次第では、リハビリで十分回復する可能性が高いということになります。
損傷してしまった筋は何筋なのか、一つなのか二つなのか、これらによっても回復具合は異なります。
筋によっては代償が難しいものや、ほかの筋でしっかり代償できるものまでさまざまです!
近年はMRIのみでなく、超音波画像診断装置などでも損傷具合が確認できるようになってきてますので、まずはきちんとした診断を受けてからいらしていただくとスムーズかと思います。
どんなリハビリをするの?
肩回りの強化だけでは足りません!
肩関節は上腕骨と肩甲骨で作られます。
つまり肩甲骨の可動性や安定性がないと負担を軽減することはできません。
また、肩甲骨は肋骨の上にのっているため、胸郭の形状やそこから体幹機能まで影響を及ぼします。
つまりやることがたくさんあります!
呼吸エクササイズや体幹賦活運動、胸郭の柔軟性と肩甲帯との安定化など受け身の治療だけでは補いきれない部分を専門的なトレーニングにて獲得していきます!
ただ単に腱板の筋肉を強化するだけではなかなかいい結果が出ないこともありますので、一度ご相談ください!
腱板損傷術後の方、腱板損傷や腱板断裂と診断された方、肩の痛みがなかなか取れない方お気軽にご相談ください!
やみくもにトレーニングをするだけですと返って悪化させてしまうこともありますのでご注意ください。