トレーニング
5月病には運動が有効
いわゆる5月病の改善には運動が効果的とご存じでしょうか?
5月病は主にゴールデンウイーク明けに訪れる心身の不調の事を指しますが、実際に5月病という病名はなく医学的には適応障害やうつ病といった診断名がつきます。
そんな5月病の主な症状は下記のとおりとなります。
精神的な症状
- 憂うつな気分、気分の落ち込み: 何をするにも気が進まない、楽しくないといった感情が続く。
- 意欲の低下: 仕事や勉強、趣味など、これまで関心を持っていたことへの意欲がなくなる。
- 倦怠感、疲労感: 身体がだるく、疲れやすい。十分な睡眠をとっても回復しない。
- 集中力・思考力の低下: 物事に集中できず、考えがまとまらない。
- 不安感、焦燥感: 理由もなく不安になったり、イライラしたりする。
- 無気力、脱力感: 何もする気が起きず、ぐったりとしてしまう。
- 悲観的に考える: 物事を悪い方向に考えがちになる。
身体的な症状
- 睡眠障害: 寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたり、朝早く起きてしまったりする。
- 食欲不振: 食欲がわかない、または逆に食べ過ぎてしまう。
- 頭痛、めまい: 慢性的な頭痛や、立ちくらみのような症状が出ることがある。
- 動悸、息切れ: 胸がドキドキしたり、息苦しく感じたりする。
- 腹痛、吐き気: 胃腸の調子が悪くなる。
- 身体の痛み: 原因不明の関節痛や筋肉痛などが現れる。
上記の症状の改善には運動が適しています。

5月病には運動
5月病の症状に運動が適しているのは主に運動によって下記の効果が得られるからです。
- 神経伝達物質の調整
- 自律神経系の調整
- 睡眠の質の向上
- ストレスの軽減
神経伝達物質の調整
運動は脳内の神経伝達物質の分泌を促進します。
- セロトニン: 気分を安定させ、幸福感や満足感をもたらす神経伝達物質です。運動によってセロトニンの分泌が促進されることで、抑うつ気分や不安感を軽減する効果が期待できます。
- ドーパミン: 快感や意欲、モチベーションに関わる神経伝達物質です。運動による適度な刺激はドーパミンの分泌を促し、意欲低下や倦怠感の改善に繋がります。
- ノルアドレナリン: 注意力や集中力、意欲を高める神経伝達物質です。運動によってノルアドレナリンの分泌が活性化されることで、集中力の向上や活動性の維持に役立ちます。
- エンドルフィン: 「脳内麻薬」とも呼ばれる神経ペプチドの一種で、痛みを抑制したり、幸福感をもたらしたりする作用があります。適度な運動はエンドルフィンの分泌を促し、ストレス軽減や気分の高揚に寄与します。
自律神経の調整
5月病は、環境の変化によるストレスで自律神経系のバランスが乱れることが一因と考えられています。運動は、自律神経系のうち、以下の働きを調整する効果があります。
- 副交感神経の活性化: リラックスや休息に関わる神経系です。適度な運動後のクールダウンやストレッチは副交感神経を優位にし、心身の緊張を和らげリラックス効果をもたらします。
- 交感神経の適度な刺激: 活動や興奮に関わる神経系です。運動によって適度に交感神経が刺激されることで心肺機能が向上し、身体の活動性が高まります。これにより、倦怠感の軽減や意欲の向上に繋がります。
睡眠の質の向上
不規則な生活やストレスは睡眠の質を低下させ、5月病の症状を悪化させる可能性があります。
運動は、以下のメカニズムを通じて睡眠の質を向上させます。
- 深部体温の調節: 運動によって一時的に上昇した深部体温が、運動後に徐々に低下する過程で眠気が誘発されやすくなります。
- 身体的な疲労感: 適度な運動による身体的な疲労感は自然な眠りを促します。
ストレスの軽減
運動は、心理的なストレスを軽減する様々な効果があります。
- 注意の転換: 運動に集中することで、悩みや不安から一時的に意識をそらすことができます。
- 達成感と自己肯定感の向上: 目標を設定し、それを達成することで自己肯定感が高まりストレスに対する抵抗力が増します。
5月病は心身に様々な不調をきたしますが、運動でお身体を動かしていった方が早期に改善しやすくなります。
まずは低負荷の運動からでも構いませんのでウォーキングからでも始めてみましょう。
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パーソナルジム聞くと少しハードルが高そうですが、ご来店される方のほとんどが運動習慣のない方々ばかりです。運動を初めてみたいけどやり方がわからない方などはまずはG.O.A.Tにご相談ください。
運動で5月病を改善していきましょう!!