慢性的な肩こり腰痛に筋トレが効く理由とは?

あなたはデスクワークやスマホの使いすぎで、肩こりや腰痛に悩んでいませんか?「もう慢性的なものだから仕方ない」と諦めていませんか?実は、その辛い肩こりや腰痛、筋トレで改善できる可能性が高いんです。

「筋トレって体を鍛えるだけでしょ?」「逆に悪化しそう」と感じる方もいるかもしれません。しかし、適切な筋トレは、肩や腰に負担をかける根本的な原因にアプローチし、驚くほど楽な体へと導いてくれます。今回は、なぜ筋トレが慢性的な肩こりや腰痛に効果的なのか、その理由を3つのポイントに分けて解説していきます。
1. 崩れた「運動感覚」を再教育する

慢性的な肩こりや腰痛の大きな原因の一つに、運動感覚の低下があります。本来、私たちの体は、さまざまな筋肉が連動して動くことで、正しい姿勢を保ち、滑らかな動作を実現しています。しかし、長時間同じ姿勢でいることや、日々の悪い癖によって、使われなくなってしまった筋肉が出てきます。
すると、その筋肉の存在や動きを感じ取る能力(固有受容覚)が鈍り、脳と筋肉の間の連携がうまくいかなくなってしまうのです。例えば、肩甲骨周りの筋肉がうまく使えていないと、猫背になりやすく、首や肩に余計な負担がかかります。また、お腹のインナーマッスルが弱いと、骨盤が安定せず、腰痛の原因になります。
筋トレは、普段意識しづらい筋肉に意識的にアプローチすることで、この鈍った運動感覚を呼び覚まします。「この筋肉を動かすと、こんな感覚がある」という気づきは、脳に新しい回路を作り、本来の体の使い方を思い出させてくれるのです。
2. 身体機能を根本から改善する

痛みや不調を抱えている部位は、多くの場合、機能が低下しています。例えば、肩こりの原因として、肩甲骨の動きが悪くなっていることが挙げられます。肩甲骨がスムーズに動かないと、腕を上げる動作一つとっても、肩や首の筋肉が過剰に働き、凝り固まってしまいます。
筋トレは、そうした身体機能の改善に役立ちます。例えば、肩甲骨周りの筋肉を鍛えることで、肩甲骨の可動域が広がり、正しい位置で動くようになります。すると、肩や首への負担が減り、凝りが起こりにくくなるのです。
腰痛も同様です。お腹周りのインナーマッスルや背中、お尻の筋肉をバランス良く鍛えることで、骨盤が安定し、背骨をしっかりと支えられるようになります。これにより、日常生活での動作が安定し、腰への負担が軽減され、痛みが出にくい体へと変わっていきます。
3. 運動学習によって動作を改善する

私たちは、無意識のうちに「癖」で体を動かしています。猫背でスマホを触る、重いものを持ち上げるときに腰を曲げてしまうなど、こうした動作の癖が、特定の部位に過剰な負荷をかけ、痛みや不調を引き起こします。
筋トレは、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、正しいフォームを習得する「運動学習」のプロセスでもあります。トレーナーの指導を受けたり、動画を参考にしたりしながら、「この動きでは、この筋肉を使う」**という正しい体の使い方を学び、体に覚えさせていきます。
例えば、スクワットで下半身やお尻の筋肉を効果的に使うフォームを習得すれば、重い物を持ち上げる際にも、腰ではなく、下半身の大きな筋肉で持ち上げる癖が身につきます。このように、筋トレで習得した正しい動作は、日常生活のあらゆる場面に活かされ、不調の根本的な原因である「動作の癖」を改善してくれるのです。
最後に
慢性的な肩こりや腰痛は、「悪い姿勢」や「動作の癖」が引き起こす機能不全の結果です。筋トレは、単に筋肉を大きくするだけでなく、失われた運動感覚を呼び覚まし、体の機能を改善し、正しい体の使い方を再学習するための、非常に有効な手段です。
「どこから始めたらいいかわからない」という方は、まずはプロのトレーナーに相談してみることをおすすめします。自分の体の状態に合わせた適切なトレーニングメニューを組んでもらうことで、安全かつ効果的に、辛い不調から解放される道が開けます。
筋トレを通して、痛みや不調のない、もっと楽な体を手に入れてみませんか?
