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摂るべき油、避けるべき油を知って健康的な食生活を!
「油」と聞くと、カロリーが高そう、太りそう…といったネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、油は私たちの体にとって必要不可欠な栄養素であり、その種類によって健康への影響は大きく異なります。今回は、積極的に摂りたい油と、できるだけ避けたい油についてご紹介し、賢い油の摂り方をご提案します!
避けたい油:現代食に潜む「隠れ油」に注意!

残念ながら、現代の食生活には、あまりおすすめできない油が多く潜んでいます。代表的なのが、サラダ油やコーン油、紅花油といった、リノール酸を多く含む植物油です。これらは、加工食品や外食産業で安価に大量に使われているため、知らず知らずのうちに過剰摂取している可能性があります。
リノール酸自体は必須脂肪酸ですが、摂りすぎると体内で炎症を促進したり、アレルギーの原因になることも指摘されています。また、揚げ物によく使われる肉の脂身に含まれる飽和脂肪酸も、摂りすぎは悪玉コレステロールの増加につながるため、注意が必要です。
積極的に摂りたい油:体の中から輝く「良質な油」

では、どんな油を摂れば良いのでしょうか?
調理に使うなら:酸化しにくく、風味豊かな油を
普段の調理には、熱に強く酸化しにくい油を選びましょう。
- オリーブオイル: 特にエクストラバージンオリーブオイルは、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富で、風味も豊かです。炒め物はもちろん、パンにつけたり、ドレッシングにも最適です。
- 米油: 日本人に馴染み深く、クセがないため和食にもぴったりです。ビタミンEが豊富で、加熱しても酸化しにくいのが特徴です。揚げ物にもおすすめです。
生で摂るなら:美と健康をサポートする「魔法の油」
熱に弱い油は、調理に使わず、生のまま摂るのがポイントです。
- えごま油・亜麻仁油: これらは「オメガ3脂肪酸」の宝庫です。オメガ3脂肪酸は、体内でDHAやEPAに変換され、血液をサラサラにする効果や、脳機能の維持、アレルギー症状の緩和などが期待できます。サラダにかけたり、スムージーに混ぜたりして、毎日スプーン1杯程度摂るのがおすすめです。加熱には不向きなので、必ず生で使いましょう。
- MCTオイル: ココナッツオイルから抽出される中鎖脂肪酸100%の油です。消化吸収が早く、すぐにエネルギーに変換されるため、糖質制限中の方や集中力を高めたい方におすすめです。コーヒーやヨーグルトに混ぜるなどして手軽に取り入れられます。
油を賢く選んで、健やかな毎日を!
私たちの体は、食べたもので作られています。油の種類を意識するだけで、食生活は大きく変わり、体調にも良い変化をもたらすはずです。今日から「摂っていい油」を積極的に取り入れて、心身ともに健康的な毎日を送りましょう!